映像「夕凪の街 桜のナショナリズム」を見た

ヘルシンキに住む天涯孤独の夫。彼には近くも、家族も、無論彼もいない。ガード員の仕事をしているのだが、その彼に近づいて加わる女性が要る。彼は妻ができた結果喜ぶが、その妻は犯罪コネクションの自らあり、結局は妻に騙されて仕舞う。が、絶望の底にある彼を救ってくれたのは・・・というおしゃべりは単純なものである。少ない短縮を繋げ、カットをしながら進めて出向く戦略は他のカリスマキの品物とおんなじ。こんな所でぼくが言うまでもなく、カウリスマキは真の意味での小津の跡継ぎと言えるだろう。日本のムービー界ではようやく弟子や跡継ぎのいなかった小津の心が見事にある。おしゃべりではなく、ムービーの処方そのものが小津です。90取り分も弱い短さと効く、悲惨なようで最期に要請を見出していて後味もいいし、さわやかムービーです。
それにしてもヘルシンキの自分、煙草吸いすぎ。これもムービー的効力を狙ってのことか? ドッグフード ランキング